プログラミング教育を考える

IT業界ではプログラマーを始めとするIT技術者の人材育成が求められています。
プログラミング技術は現代社会の多くの開発現場で必要になる一方、技術者の数は必ずしも足りているとは言えません。
技術者不足の解消のため、将来プログラマーを仕事の目標にする若者の育成が重視されつつあります。

そこで学校の義務教育課程の中で、プログラミング教育を義務化するかどうかの議論があります。
プログラミングの技術は若い頃から指導した方が良いという意見や、一方で小さい子供にはまだ必要性がないとの不要論も出てきています。

現代のソフトウェア開発の分野で活躍しているプログラマーの中には、子供の頃から情報技術の分野で活躍する事を目標として技術を習得してきた人も多いです。
そのため将来のIT業界を支えるような優秀な技術者を育成するため、プログラミングの教育は学校でも必要性があるのではないかとの意見が少なくありません。

プログラミングの仕事を将来の目標にするかどうかはともかく、プログラミングの技法を学ぶのは教育上大きなメリットがあります。
プログラミングは物事を客観的で順序立てて判断する考え方の習得に向いていて、この考え方は数学にも通じる部分があるため数学の成績が伸び悩んでいる生徒のプラスになります。
いずれにしてもIT業界の人材不足解消のため早く何らかの対策を立てなければならず、学校でのプログラミング教育は問題解決の可能性を秘めています。